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特集

群馬の蕎麦の名産地、赤城山麓

特集 , 2014.09.24(水)

前橋蕎麦畑小麦の生産・消費で名高い群馬県だが、赤城山の南裾を東西に横断する”あかぎ風ライン”は、蕎麦街道とも言われるほど、多くの蕎麦屋が店を連ねる蕎麦どころだ。赤城山周辺では9月ともなると蕎麦の花がいたるところで満開となる。特にみどり市笠懸町、伊勢崎波志江町、渋川市行幸田、老神温泉などでは、一面の蕎麦の花の背後に赤城山を望む絶好の眺望が楽しめる。
蕎麦が満開となる9月の終わりには、渋川市では「行幸田そば祭り」、沼田市では「老神温泉そば祭り」が開催され、それぞれ多くの人でにぎわう。 

侮るなかれ、素人そば打ち段位のステータス

老神温泉そば祭り 2016年 9月24日、9月25日

赤城山北麓、片品渓谷沿いの名湯、老神温泉で行われる「老神温泉 そば祭り」、イベントの中心は「素人そば打ち段位認定群馬大会in老神」だ。
この「素人そば打ち段位」は、単なる勝手なイベント段位ではない。「全国麺類文化地域間交流推進協議会」(全麺協)の素人蕎麦打ち段位認定制度の審査基準に従って、審査員が厳に審査し、認定を行うもので、初段~五段まである。二段までの認定会はイベントとして日本各地の数箇所で行われているが、四段の審査会は年に1度、五段ともなると3年に1度程度しか開催されない奥ゆかしさ。当然、四段・五段の達人は全国にも数えるほどしかいない。
老神温泉・そば祭り
初段では、そば粉500gつなぎ200gの素材から、人前に出せるレベルの蕎麦を作り上げる。見た目や味のほか、蕎麦打ち40分以内、切りそろえ率60%以上、蕎麦の長さは20cm程度などのレギュレーションや、蕎麦打ちの姿勢や丁寧な仕事と道具の始末などのプロセスも加点減点の対象となる。”素人そば打ち初段”とは、美味しい蕎麦をかっこよく仕立てられる魅力的な人物、ということになろう。いざという時に備えて、さりげなく認定証の写真を待ち受けに設定しておきたい。
二段では、作業の手際の良さ、蕎麦の仕上がりの良さが求められ、ひとに蕎麦打ちを伝授できるレベルとなる。ホームパーティーなどでは確実に主役だ。仲間内のイベントとしても盛り上がる。さっそく意中のあの人も招いて”蕎麦会”だ。

老神温泉・そば畑老神温泉そば祭りでは、二段認定大会、初段認定大会が行われる。参加の申し込みは全麺協会員で大会主催の群馬奥利根連合そば会(0278-24-5920)まで。初段、二段とも受験料と、合格すれば登録料が必要となる。我こそはと思う人は即申し込み、興味がある蕎麦愛好家は自分の腕をそっと確認するために是非見学を。来年の大会目指して修行を重ねよう。
蕎麦打ちにあこがれる未経験者は南郷温泉しゃくなげの湯や、小平の里星定観光農園、後述のみゆきだそば工房などでとりあえず体験してみよう。
老神温泉そば祭りでは、段位認定大会のほかに、そば畑周辺での撮影会や、朝市広場で蕎麦や農産物の販売、また「老神温泉クラフトフェアー」が同時開催される。

【老神温泉そば祭り】

利根観光会館、朝市広場

【お問い合わせ】
利根町観光協会 0278-20-5050
老神温泉観光協会 0278-56-3013
老神温泉旅館組合 http://www.oigami.net
旅館組合ブログ 老神温泉そば祭り2014

【段位認定大会 事前申し込み・お問合せ】
群馬奥利根連合そば会 0278-24-5920

群馬のブランド「豊秋そば」が満開に。蕎麦畑の真ん中で蕎麦をたぐる。

行幸田そば祭り 9月下旬
渋川市の行幸田南原(豊秋地区)の、榛名山の東麓から赤城山をのぞむ高台に、蕎麦畑が広がる。9月にはみわたす限り蕎麦の白い花が咲き、眼下には渋川市と前橋市の市街地を見下ろす絶景が楽しめる。

渋川市行幸田白秋の赤城山麓

「こんな風景をいつまでも残したい」写真コンテストより

ここで育っているのが赤城山を代表するブランド蕎麦「豊秋そば」だ。霧が出やすく水はけの良い土地柄で、香り豊かな絶品の蕎麦が育つ。収穫された蕎麦は東京をはじめ各地の名店に出荷され、また周辺に点在する名店には近県から蕎麦通たちが集まる、群馬を代表する蕎麦の名産地だ。

毎年9月の下旬、豊秋蕎麦の白い花が満開になる頃に行われるのが「行幸田そば祭り」だ。行幸田南原の畑の中の特設会場で、「みゆきだそば工房」の蕎麦が無料で振舞われ、農産物の直売等が行われる。真っ白の蕎麦の花が咲き乱れ、赤城山と榛名山の両方を遠望する絶景のなか、豊秋蕎麦を堪能する。

この時季に咲いている蕎麦は「秋新」と呼ばれる。豊かに実った秋新は味も香りもまさに絶品。豊秋の秋新は、11月ごろから収穫が始まる。みゆきだ農産物直売所に隣接する「みゆきだそば工房」では、地元の蕎麦粉を100%使用した、店内石臼引きの手打ち蕎麦が楽しめる。9月のみゆきだそば祭りに咲き誇っていた蕎麦を11月に手繰りに行く、そんな贅沢も体験してみたい。そば粉の販売に蕎麦打ち体験もでき、蕎麦通にはたまらないスポットだ。

【みゆきだ蕎麦工房】
営業時間:9:00~15:00
定休日:木曜日
所在地:渋川市行幸田51-1
電話番号:0279-25-3981
>>みゆきだ蕎麦工房グルメレポート

【行幸田そば祭り】
2016年9月25日(日)
渋川市行幸田 南原そば畑
交通アクセス:JR上越線渋川駅からバス約10分/関越自動車道渋川伊香保ICから約10分
予約:不要
>> 渋川市 みゆきだそば祭り
【お問い合わせ】
渋川市農政部農林課 0279-22-2111

名店が求める深山の”夏蕎麦”

 ソバには2種類ある。春に蒔いて夏に収穫するのが「夏蕎麦」、夏に蒔いて秋に収穫するのが「秋蕎麦」だ。それぞれ品種も違う。夏蕎麦は北海道では作られているが、本州では栽培が難しく収量もとても少ない。だから、冷たい蕎麦をズバッとすすりたくなる夏には、新鮮な蕎麦粉はとても貴重で、あまり多くは出回っていないのが実情だ。ところが赤城山に、その夏蕎麦の栽培にチャレンジしている農家さんたちがいる。

 赤城山の鈴ヶ岳東麓に位置する赤城町深山地区。行幸田とは、利根川を挟んで反対側に位置するこの地は、水はけが良く夏にもさわやかな風が吹く。ここで育てられた秋蕎麦もまた「深山そば」として名高い逸品だが、試行錯誤の末に見事な品質の夏蕎麦が生産され始めるようになり、毎年のように収量が増えてきている。
 7月中にも収穫が始まる夏蕎麦はとても貴重な存在で、現在は東京の限られた契約店への出荷が中心だが、赤城山周辺でも11月を待たずに真夏のうちから、深山の新蕎麦が食べられる日もやってくるかもしれない。

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